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  • キューバのカクテルにふさわしいのは、キューバンラム

    ダイキリに最も合うラムは?キューバ・リブレに合うのは?という質問を幾度となくされてきました。答えはただひとつです。キューバのカクテルにふさわしいのは、キューバンラムです。しかし、ジャマイカンラムを使ってもダイキリはダイキリでしょう、と言う人がいます。3つのうち2つの材料は良いかもしれませんが、1つの材料が問題なのです。ピート香が特徴のアイラスコッチをブレンドするのにスペイサイドウィスキーを使いますか?まさにそういうことなのです

    ラムはウィスキーのように世界で最も複雑なスピリッツの1つです。ジンと違って、原料の1つでも違うものに替えたら同じ味にはならないのです。バルバドスの製品で素晴らしいラムサワーをつくったり、グアテマラ産を使って最高のラム&コークをつくったりすることはできますが、それとは別の話です。

    ラムに関してキューバは遅咲きでした。スペイン国王は、ブランデーなどの本土製品と競合しないように、植民地が独自のスピリッツをつくることを約300年間禁じました。このことが不幸中の幸いとなり、地域産業の発展が許されると、キューバは伝統に縛られることなく、木炭ろ過のような新しい技術に関心を向けたのです。その結果、類まれなラムが誕生しました。キューバンラムは円筒形のタンクでつくられます。まずそこでアグアルディエンテができ、それが熟成されブレンドされて、ラムベースになります。木炭でろ過したサトウキビを蒸留し、このラムベースとブレンドしてさらに熟成、ブレンドを繰り返します。テイストについては、ハバナクラブ3年、または7年をお試しください。

    バーテンダーを魅了したキューバンラムがアメリカの海岸に初めて着いたのは19世紀終わりですが、1908年にブースビーがサンフランシスコで出版したWorld Drinks and How To Mix Themでキューバンラムのレシピを「カクテル」と呼んでから有名になりました。数年後、ダイキリがニューヨークのバーで大評判となり、その後20年以上、キューバのクラブ「カンティネロス」からは数えきれないほどの魅惑的なカクテルの最高傑作が世界にもたらされ、それらがカクテルのスタンダートとなっています。

    これはまさに20世紀におけるスピリッツの最大のサクセスストーリーです。カンティネロスで見いだされたものは?バーテンダー達の成果は?軽やかで爽やかなキューバンラムは、繊細さエレガントさにおいて完璧な、夏の暑さを乗り切るのに最適なカクテルベースです。これを確信するには2つのドリンクを作ってみてください。両方に30 mLのライムジュースと15 mLのシュガーシロップを用意し、1つにはあなたが選んだラム、もう1つにはハバナクラブの3年を入れます。2つとも美味しいでしょうが、片方だけはパリっとして、爽やかさとほんのりピリッとする感じが絶妙なバランスでしょう。つまり、1つだけが本物のダイキリなのです。

    残念なことに国によっては、バーテンダーがキューバンラムを使えない場合もあります。この問題が早く解決しますように。そうすれば、キューバのカクテルをキューバンラム以外で作る理由がなくなりますそれが正しいのです!

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